コンパクトなスイングでも体幹は大きく使うことが大切

バッティングやピッチングに関する動画(個人的にお気に入りなもの)を紹介していきます。

今回は、近距離でのティーバッティングの最大のメリット、コンパクトなスイングでも飛距離を出せるバッターやピッチングで軸回転を改善すればブレイクしそうな投手、脇を締めない正しいスイング‥など。練習や指導の参考にぜひ

個人的に気に入った野球動画Vo.15

正面から行う近距離ティーバッティング練習

正面からのティーバッティングですがボールが大きいのでソフトですかね。比較的短い距離からトスすることで、反応してから駆動するまでの時間短縮を目的に練習している辺りがグットです。

近距離バッティングでの練習というのはその大半が動き出しの早さを意識するのが目的です。従ってヘッドスピードを気にしたり、強くボールをインパクトするという考え方はかえって逆効果になります。ギリギリまで引きつけて一瞬で仕留める。こういうシンプルなトレーニングは小学生でもわかりやすいのでお勧めですね。

コンパクトなスイングのホームランバッター

今シーズン限りで現役を引退する小久保選手のホームランです。40歳とは思えないほどきれいにスタンドへ運んでいますねw小久保選手はフォロースルーが大きいので豪快に振り回しているようなイメージがありますが、実際はものすごいコンパクトで小学生がお手本にしたいスイングをしているんですよ。

前脚を上げるバッティングフォームの打者はタイミングが取りにくいなど言われていますが、余計なものを極力そぎ落としシンプルなスイングをしています。両肩甲骨の動きも柔らかく上手く低めをすくい上げていますよね。参考にしたいバッティングです。

体幹部を駆使すればブレイク間違いない投手

一場投手の投球練習です。肋骨の回転が本来は横系なんでしょうが、上から腕を振るように意識しているせいかバランスが悪い感じがしますね。素質×スキル的には間違いなく一軍で大活躍してもおかしくない選手なんでしょうが、如何せん体幹部が固まりやすいタイプのようで調整に苦労しているようです。

現役を続けるのなら、体幹部の回転運動を全面的に見直す必要があるかもしれません。背骨の横と縦の動き、肋骨の前後の動き、肩甲胸郭関節の抵抗なくスムーズに回転できる動き、を改善する流れですかね。

体の線が太いですし、筋力的な問題はないでしょうから、回転運動したときに複雑な動きを可能にする背骨と肋骨の柔らかさを鍛えると、戦力外通告から一気にブレイクするかもしれませんね。

脇を締めこまないスイングをする小学生

以前紹介した少年のホームランの動画です。構えた時の雰囲気が素晴らしいですよね。バット中心操を普段から行っている選手はぜひ参考にしたい揺すり方です。

決して脇を締めたバッティングでは無いのにインコースを上手に運べるのは、肋骨の柔らかさとバットの扱い方に長けているから。少年野球では一般的にシャープなスイングをさせることを第一に考えて指導するため、きゅっと脇を締めた振り方を教えがちですが、あらゆるコースに対応させるにはむしろ柔らかく開かないと懐の深いスイングはマスターできません。

引きとインパクトでの押し込みの強さのバランスなども、小学生に指導するときに参考になる良いバッティングです。

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