アーム投げを直すためには身体を大きく使って投げさせる??
アーム投げを直したいって質問です。石川が指導してた時もアーム投げについて質問されたことが多かったので、これで悩んでいるお父さんはけっこう多いはず。『腕を大きく広げて投げろ』って指導が最先端では無いってことは勉強熱心なお父さんコーチなら知ってるかと思いますが、いまだに鷲のように腕をまっすぐ広げてトップをつくる指導してる人もいるのであろう…。
身体を大きく使って投げるのは正しい。腕だけの筋力で投げるよりも全身の筋力を加算させてボールに伝えればエネルギーの効率化という面で優れていますからね。
しかし、その身体を大きく使って投げるってことを「四肢を大きく広げることである」って解釈すると、肝心の体幹が全くといっていいほど機能しない。少年野球のスローイング指導はかなり多いかも知れませんね。
『テイクバックが小さすぎるからダメだ』ってあるピッチャーを評価しても、実は体幹の動きが非常にダイナミックであって合理的な投げ方でしたって場合もありますからね。逆もまたしかり。これは見た目で判断すると痛い目見るという代表的な例かもしれません。