ランジウォークで水平方向の動きを改善するためのポイント

陸上の下半身を強化するトレーニングという動画を発見したので皆さんにお勧めしようかと思います。動画では4つの方法が紹介されていますが、筋力トレーニングを目的にすると物足りないかもしれません。ただ、ちょっとアレンジを加えてバッティングの動作を改善する目的で行うと非常に効果が高いかなと思います。ぜひお試しください。

トレーニング動画はこちらです。

私が知っているくらいなので実際に行っているチームも多そうですね。ランジウォークという練習は体重移動をスムーズに行うために学生のころ結構行っていましたよ。

いま思うとこの練習は水平方向の動きを鍛えるべきでしたね。

低重心は腿前がキツイという構造を逆転させる

頭の上下動を極端に制限して股関節を徹底的に意識させながら重心を移動させる。

体重移動は上下の重心コントロールが上手くいくとスムーズになるというメカニズムがあるので、ロイター板やトランポリンで軽く上下動して軸のコントロールを掴ませるというのもありかなと。

野球はとくに腰を落として低重心の形をとる機会が多いですから、この部分は選手によって運動の優劣が激しい部分でもあると思います。

低く構えても脚がそれほどきつくないという人もいれば、プルプル震えてしまうほど踏ん張る人もいますからね。低重心であっても上下の重心コントロールが上手くいくと、重力に拮抗すべき力配分が変わってくるので腿前がキツイという感覚は消えてくるんですよ。

低重心でも力はもっと抜けるという事実を覚えこませる

ノーステップ打法は実戦で打つにはかなり難しいが、練習にはもって来いであると以前記事にしましたが(あれ?したよね?記事が見つからないなw)、動作的には横方向へのランジなので同じ理由です。

どうしても上下での重心コントロールが上手くいかないので必要以上に踏ん張らないといけないと腿前が無意識に計算してしまうわけです。本来ならもっと力を抜いても低重心でいられるはずが、です。これが「本人の気づかない部分での力み」というやつですね。

繊細な力のコントロールを足腰に覚えこませる

それから頭の上下動を極端に制限してランジウォークを行うと何人かの人は気づくと思いますが、これ股関節の微妙な操作がめちゃくちゃ求められるんですよ。仙腸関節を前後に動かせないとダメなんじゃないかって思うほど難しいです。上半身の力みも相まってくると本人的には『まったく上下動していないぜぇ』⇒しかし、実際にはダメダメって感じになりますw

はじめの内は軸の左右へのブレも生じますから、まずは垂直な柱をみながらまっすぐ軸を意識して行うといいかもしれませんね。

  • 上下動をセーブしたランジウォークをする
  • ロープの上を正確に歩く
  • 普段から股関節・腰を柔らかくする

こんな感じですかね。低重心でもキツくない動きは相当レベル高いですが、水平方向の動きが美しい選手は必ず高いパフォーマンスを生み出せます。もちろんレベルを上げればキリがないですが、ロープの上を親指と人差し指の間から踵で正確に歩くという所まではチャレンジしてみてください。きっと動きの質が変わってくるのを実感できると思いますよ!!

詳細はこちら

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