選抜高校野球出場選手のバッティングセンス

昨日の決勝戦はすごい試合でしたね。 東海大相模打線の破壊力が凄まじかったです…改めて写真でみると、肩甲鎖部がこんなにも前へせり出てるんですね。今大会インコースがちょっとでも甘く入ったら痛打されるシーンが目立った最大の要因は 大会出場選手のほとんどが、この上半身の柔らかさを持っているんですよ。ぐにゃぐにゃに柔らかい。

野球では「懐が深い」と表現されるこの動きは肋骨をズラすことで可能になるのですが、 これだけ懐の深さを自在に広げられると 投手は打者へぶつけるくらいの覚悟で厳しいところへ投げなければ かなり不利になってしまいますよね。

『肋骨ズラして、がっつり突きをしないとこのバッティングはできないぜ』と言わんばかりに見事に証明してくれました。それから一番大事なことを門馬監督は言っていましたね。

≪履正社との準決勝後の記事を引用≫
門馬監督は試合ごとに、相手投手の特徴を見極めて打撃の狙いを指示してきた。 だが、前日の鹿児島実戦では左腕・野田の鋭いスライダーの見極めを選手が 忠実に徹底したあまり、同じ高さで来る直球まで見逃して攻めあぐみ、 「攻撃に枠を作ってしまった」という反省が残った。

そこで準決勝は狙う球種やコースを決めず、中堅方向へ低い打球で打ち返すことだけ 意識させた。元々能力の高い選手の集団。各自が自分に合った狙いを定めて結果を残した。 門馬監督は「投手の球へ純粋に反応して打ってくれた」と、選手への信頼を高める。


私の無駄に長いインタビュー動画はすべてご覧になりましたか?

そこで私は明らかに高校野球の時代は変わったと言いましたが、門馬監督も 「相手を打つことしか考えていない」打者が最も強いということを体感していたのでしょうね。各打者がカウントセオリーお構いなしに振ってきますからね。

それと、予め予測すると絶対に打てません。とも言いましたが このレベルの戦いになってくるとやはり求められるのはシンプルさですよね。いかに原点回帰(相手を倒す事ただそれだけ)できるかで勝敗が決まってくるので 観ている側も無意識に試合に引き込まれます。これまで高校野球を特集してきましたがいかがだったでしょうか? 野球の見方が少し変わったという方がいらっしゃると幸いです。

すでにバッティングセンスはトレーニングできる時代です。

彼らエリート高校球児が我々に惜しみもなく魅せてくれたように バッティング上達には「高い技術」と「ずば抜けたセンス」が必ず、どんな選手でも 必要になってくる時代になるでしょう。冬場で失敗した選手、思った以上に伸びなかった選手は 夏までに十分間に合いますので積極的なバッティングをマスターしたい選手は センストレを導入してみてはいかがでしょうか?

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