小学生が自宅で行っておきたいバッティング練習メニュー

私のサイトでは 「小学生 バッティング 自宅 練習」といった検索ワードで訪問してくれる方がとても多いんですが、滞在時間もかなり長いので自宅で出来る自主トレについて熱心なお父さん達が調べているのかなーなんて思いました。もちろん、中学、高校生で自宅での練習法を探して辿り着いたという方もいらっしゃるかと思い今回は私がお勧めするこれだけは毎日続けたいというメニューをまとめてみました。

自宅での練習方法で何かいいのある?というお父さん、または、やる気はあるけど何やっていいかわからないという学生向けの記事です。

自宅で出来るバッティング練習法

股関節を自由に!!ハムストリングスを鍛えよう

私がまだ野球の競技を行っていた学生の時、バカみたいに行っていた練習があります。それが股関節系のトレーニング。今みたいに骨盤トレーニングや体幹トレーニングというワードが流行る以前の話ですね。野球は「足腰の動きが運動の要になる」という指導の意味を色々な面から探って、学生当時の私は最終的に股関節周りの筋肉が重要であるという結論に至ったわけです。

柔軟性と筋力強化では超えられない壁!?

柔軟性はもちろん、ハムストリングスの強化などかなり研究しました。しかし、直球のMAXが135キロを超える辺りから一つの壁というのが見えてくるんです。小学生でいえば100キロの壁ですね。柔軟性や筋力だけでは何かこう越えられないというか、しっくり来ない部分が出てきたんです。

それが何かというと意識の“精確性”みたいなやつです。

たとえばバランストレーニングを行っていても柔軟や筋トレを頑張って毎日毎日行っていると、チーム平均は楽に超える。

でも、重心はどこに対してどうバランスを取ろうとしているのか?どの方向へ、どのタイミングで、どれだけの力を加えるとプラマイゼロの全く無駄の無い力や寸分の狂いのない重心のコントロールが出来るのか?

こういった精度が全く無い事に気づいたんです。つまり、当時の私は「柔軟を行いながら筋トレしてれば柔らかくて良い筋肉がつく」程度の認識だったんですwww

イメージ的には、バランスボールに乗っている二人の選手を見比べてみると「バランスをとりながら立つ」という行為は同じでも、実際には重心のコントロールにもの凄い違いが生まれているということもあるといった感じ。まぁ平たくいうとここがセンスですよね。

バッティングの軸足は股関節の意識が必須

野球大好き少年だと家でも何気なくバッティングフォームの確認をしてしまいますが、そんなときにもお勧めしたいのがこの軸足のトレーニングです。バットを持たなくてもしっかりトレーニングになりますから、投手をイメージしながら行うといいかもしれませんね。

これは筋力強化ではなく、股関節周りの筋肉を柔らかくする事と、重心のコントロールを覚える事を目的に行うと良いですよ。

重心は足裏を強く意識して、いまどこに重心があるのか?どの方向に移動したのか?どれくらい力を入れれば真ん中に戻ってくるのか?こういう部分を無意識に出来るようにするとかなり上達が早いです。

片足で行うと意識がしやすい

両足で行うと、安定していて重心なんてわからないというのであれば、片足で行ってみてください。

軸足の乗せ

膝は曲げすぎず、伸ばしすぎない。腰が曲がらないように軸を意識する。足裏を強く意識して重心が外に乗って脛や腰で踏ん張らないように気を付けながら行う。これだけでも「筋力+柔軟+意識」を同時に鍛えられます。

弾丸シュートを蹴りた…もとい、140キロを超える

こんな感じで、筋力強化や柔軟性といった単純なトレーニングではなく、極限まで重心のコントロールを求めていったわけです。バランスが良いとかそういう域を超えて、です。

結果的に得られたものは大きかったですよ。ピッチングは元々技術的なものが高かったのでそれほど驚きはしませんでしたが。一番驚いたのは数年前めちゃくちゃハマったサッカーのミドルシュートです。この自慢話はぜひ聞いてもらいたいので余談入りますw

みんなも試せ!黄金の右脚

サッカーなんて体育の授業でしかやったことが無かったのですが、この鍛えた自慢の脚なら良いシュートが打てるのではないかと、○ラゴンボール並みのテンションと期待を持って実験をすることに。どうせやるならとナイキ製の高級スパイクとアディダス製のW杯公認球を購入後、気合を入れていざグランドへ。

アップもそこそこにシュートをやってみる。すると…ぜんぜん蹴れない ( ノω-、)

あり得ないと何度も蹴ったのですが隣で遊んでるサッカー部の少年たちの方が飛ぶんですね。ひどくショックを受けました。当時サッカーなんてボールの蹴りっこだろとまでは思いませんが、野球の複雑さと比べて、どこかでなめていたのでしょう。ズバリ私がいつもいっている「技術」×「センス」のバランスを痛感したときでした。そこから必死に技術練習しましたよ。サッカーのw

そんな感じで2年も続けていたら、ちゃんと25m程度の弾丸ライナーが蹴れました。これは凄い感動しますよ。もちろん股関節系のトレーニングで、ピッチングやバッティングが明らかに良くなったのは体感してたのですが、技術もセンスも同時に育てていったのはサッカーが初めてだったので余計に感動しました。

シャドーストライカー

体軸の悪い例1

ピッチングもバッティングも体重移動では股関節から股関節へ、スムーズに体の軸を移動しなければいけませんから、この練習も個人的にはお勧めです。もちろんボールが無くても効果は同じですから、わざわざサッカーボールを購入する必要はないですよ。

ロニーキック

体軸の悪い例2

サッカーのトレーニングも本人の意識、アレンジの仕方によって効果が得られるので、いろいろ試してみると面白いかもしれませんね。

自宅で行っておきたい練習のまとめ

最後に誤解の無いように言っておきますが、この弾丸シュートはサッカーの試合じゃ何の役にも立たないでしょうw

我が栃木SCに入団できないどころか、高校サッカーでも通用しません。これはなぜかというと、私が必死に2年もかけて技術練習したのはシュート、つまり蹴るという部分のみを徹底して行ったからです。ですから、DFも壁も何もプレッシャーが無い状態で、たとえ地を這うシュートが打てても地元の中学生チームですら及びではないかもしれませんね。

野球もまったく同じです。

単に柵越えするだけ、140キロを投げるだけのパフォーマンスを行いたいなら3年間それだけを徹底して行えばある程度は出来るようになるでしょう。

ただ、野球の試合で活躍したいのなら、それなりのトータル的な技術を磨いてください。それからセンス。今回は自宅でぜひ続けてもらいたい練習ということで股関節系をお勧めしましたが、仮に「野球の技術はチーム内でも高いぜ」という選手であれば、これは本当に面白いかもしれません。私は満足したので、ぜひ自分の身体で試してみてくださいw

ちなみに、どれくらいやればいいのでしょうか?という質問はNGで。そういうのは自分の身体に聞きながら行うのがもっとも良いんです。気分が乗らなければやらなくていいですし、疲れてきたが気分が良いから続けるというのも本人次第。自宅での練習はこんな感じで行うと長続きしますよ。

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