バッティングが苦手な選手が覚えておきたい2つの秘策

メール相談で『バッティングに苦手意識があり試合で打てません』といった質問をいただきました。バッティングはミート力が無いとバットの芯にボールを当てることができません。また、タイミングを取るのが上手くいかないとスイングがどんなに良くてもヒットは打てません。今回は、そんなどうしても試合で打てないという方にぜひ実戦で試してもらいたい2つのコツをご紹介します。

皆さんは普段のバッティング練習や試合では、どれくらいの割合で芯に当てることが出来ますか?

  • トスバッティングではどうか?
  • ティーバッティングではどうか?
  • フリーバッティングではどうか?
  • 試合だとどうか?

いかがですか?こやって改めて考えてみると、バットの真芯で捉えた打球というのはもとい、芯で打ち抜いた良い当たりすらあまりないと思います。ある程度のバッティング技術があって、バットに当てることは9割出来るバッターでも芯の部分に狙って当てるというのは至難の業です。

これほどまでに難しい運動ですが、じつは「バットの芯がどこにあるのかがわかっていない」からというのが理由なんですよ。『え!?そんなバカな』と思われたかもしれませんw もちろん、バットの芯はあなたが今思い浮かべた位置で間違いありません。

ですが、ここでいう芯というのは「目で見た位置」ではなく、「スイング中に身体で感じている芯」のこと、つまりバットの重心です。重心を感じている部分と、実際にボールが当たっている部分とでは、どれくらい誤差が生じているのか?この誤差が小さければ小さいほどミート力が高いという事です。

打率6割超えを可能にする重心感知能力とは?

つまり、バットの重心を正確に感じ取ることができていない状態だと『いったいどこに当てればいいの!?』というように、明確な基準点が存在しないスイングになってしまうわけです。 これがミート力の無い選手のメカニズムです。じゃそのバットの芯が感じられたら・・・?

今より確実にヒットが打てる確率が上がるでしょう。実際に「バットの芯を体で感じる能力」を徹底的にトレーニングした小学生が大会通算6割超えの打率を残しているんですよ。 6割を超える打率というのは、にわかには信じられませんよね?

でも『バッティングって何を使って打つ競技なの?』と考えてもらえれば簡単に整理できますよ。バットの重心がわかるということは、そこを基準に操作できるということですからね。『こう力をいれるとまっすぐ振れる…』というようにね。こう考えるとミート力とは実にシンプルなものになるのではないでしょうか?

つまり、道具を扱う競技である以上、バットの重心を正確に感じ取らなくては打てるはずがないのです。

タイミングを上手に取るにはボールの軌道に密着すること

2つ目のコツが、タイミングの問題です。私が考えるタイミングをとる方法に【密着】という理論があります。バッティングでは投手の動きにタイミングを合わせるのが一般的ですが、この密着とはボールの軌道に対して体の軸をくっつけていくというような方法です。

ボールの軌道については、よくプロの選手が『投手のボールは点ではなく線で見ると打てる』と言いますが、これはボールの見方が関係してきます。周辺視と中心視という2つのタイプがあるのですが、線でみることができるのが周辺視です。

周辺視の実験

点で見ようとする中心視は、上図の真ん中の+部分に視点を集中させると周りの色が消えるのがわかるかと思います。周辺視は逆に全体をボヤーッと見る目の使い方です。

マジシャンのトリックとタイミングの意外な関係

タイミングが崩されてしまう原因は色々ありますが、ボールの変化(緩急)によって崩されてしまう場合、メカニズムはマジック(手品)と一緒です。マジシャンの手元を集中して一点を見つめてしまうと、別のところでトリックを仕掛けられてしまうのと一緒で、ボールを点で追うと急激な変化に対応できないというメカニズムがあるんです。

こういった目の使い方が出来るかできないかでバッティングはかなり違ってきます。

線で見えたら体軸をくっつけるように体重移動する

ただ、注意したいのが周辺視でボールを見ることが出来たから打てるというわけではないということ。単にボールの軌道を点ではなく線で見ることが出来るというだけです。密着という理論は、そのボールの軌道に対して自分の身体の軸を合わせるようにくっつけていくことを言います。

つまり、線で見るのが第一条件で、その線へ身体の軸をくっつける動作がさらに必要という事ですね。

もちろん、体重移動はひとそれぞれ個性がありますので、この密着はどれくらい軸移動すればいいのかというものでもありません。

中にはノーステップ打法の選手や、メジャーリーガーのように体をベース方向へ倒すという選手もいるでしょう。勘違いしてほしくないのは、ボールの軌道に体軸を密着することが目的であり、どれくらい動いたかは問題ではないということ。

イメージでいえば、自分の打てるボールをじっと待つといったバッティングから、打てるボールが来ないなら自ら打てるコースまで身体を寄せて打つといった動き…こんな感じですね。

どうしても打てないというバッターは、この2つを試してみてください!ビックリするくらい動きの質が変わりますよ。理論は難しいですが、センストレーニングはカンタンですから毎日の継続が大切です。

詳細はこちら

ホーム画面に登録はしましたか?
axislab公式サイトはコンテンツが豊富ですのでホーム画面に登録しておくと便利です!

CLOSE
CLOSE