野球に必要な「本質力」を高めるためにあなたが知っておくべきこと

メールNo.91 配信日2015/11/09

今回の公式メルマガはゆる体操の考え方のコツというか
これを知ってると知らないとでは
まるっきり異なる運動になってしまうって部分を紹介します。

1.そもそもなぜゆる体操を行うのか?

野球のパフォーマンスを向上させようとした場合、
『どんな選手でも本質力×技術力のバランスを整えることは必須である』
これはセンスアップの根幹です。

結論からいうと
本質力(センス)は「ゆるめる」ことが最も大切です。

しかし、
本質力は普段チームで行っている
技術練習で向上することはほとんどありません
(非常に優れた技術指導者の場合、まれに取り入れているケースもある)

ゆえに本質力が劣る選手は必然的に技術練習のみに依存することになります。

センスのある選手は技術力もさることながら、
この本質力が非常に優れているため
あれほどのハイパフォーマンスが可能になっているのですが・・・

これらは技術のみ向上させても届かないため
いわゆる「上達の壁」として君臨します。

ゆる体操はこれらを打開するためのメソッドとして
コスパに優れ
かつ小学生でも安全に取り組める素晴らしいトレーニングなわけです。

したがって、
野球が上手くなりたいのであれば
身体をゆるめること(=本質力を高めること)がカギとなり

ゆる体操を行った努力家の選手(技術練習は人一倍行っているあなた)は
間違いなくパフォーマンス向上が見込めるということです。

2.ゆる体操の動きに何か意味はあるのか?

ゆる体操はどれも奇妙な動きというか
ゆるゆる揺すってると傍からみれば間違いなくおかしな人と思われますが
揺することは何か意味があるのでしょうか?

じつは
揺すると揺れる、揺れるとゆるむ、ゆるむとより揺すりやすくなる・・・・・・・

こういったメカニズムが人体には存在します。
皆さんも無意識にこれらを行っていた経験があるかもしれません。

たとえば、筆記試験の前やゲームのボス戦前など
極めて緊張する場面などでは、手や腕をプラプラと揺すったりしませんか?

過緊張している場合、
身体が本来有する能力が最大限発揮されませんので
揺することでリセットするような感じで、身体を無意識にゆるめようとするわけです。
(それすらもしない人はかなりヤバいレベルで拘束されてますので早急にゆるの導入をw)

なので“身体がゆるむような揺すり”という部分が大切になってくるわけです。

3.どの種類のゆる体操を行えばいいのか?

ゆる体操は各パーツや狙った効果などが緻密に計算されていて
公開されているものでも100種は余裕で超えているかと思います。

その中から…
野球⇒バッティング・ピッチング⇒プレースタイル・苦手な動き
という感じで絞っていき、自分に必要なゆる体操を厳選していきます。

もちろん普遍的なものもあります。
それらを紹介しているのがこちらの書籍

「ゆる」スポーツ・トレーニング革命―ウェイトトレーニングはもういらない!? (DVD book)

新品価格
¥3,024から
(2016/4/28 12:31時点)

DVDブックのモデルは鹿屋体育大学の女子バスケ部ですが
収録されている内容は、
“野球でも本質力を向上させるためには必須”の体操ばかりです。

小学生でも中学生でも高校生でも毎日やっておくべきものばかり。
DVDブックなので画面を見ながらでも行えますから、ぜひチャレンジしてみてください。

4.石川的おすすめはどれ?

寝ゆる黄金の3セットや背骨系のゆるあたりが
主力になってくるのは言うまでもないのですが

あなたが野球をやってるのなら・・・
「肩甲骨モゾモゾ」は即効性もありますしかなり有効ですよ。

立ちながらや椅子に座りながら行う通常バージョンのもの
布団の中で肩甲骨をモゾモゾをする寝ゆるバージョンのもの
これらを毎日、練習でも日常生活の中でも
暇なときや布団に入ってるときに行います。

気づいたら揺すってるくらいのレベルにまで持っていくと
見違えるほど上半身のダイナミックな動作が可能になってきますので
やっていてかなり面白いですよ。

肩甲骨モゾモゾは…

  • 体操の合間に腕や手をプラプラさせて知らず知らずに入る「力み」をリセット
  • 肩をゆっさゆっさ上下させ「力み」をリセット
  • 肩甲骨を戸のように閉じたり開いたりして可動域をゆるめる
  • 肩甲骨と肋骨の間を意識してモゾモゾ
  • ゆったり決して力まず気持ち良く

野球の練習での応用としては…

  • 動作の合間にモゾモゾをいれる
  • バッティングは構えで肩甲骨モゾモゾをいれる
  • ピッチングは1球ごとに腕~肩甲骨にモゾモゾ、プラプラをいれる

肩甲骨モゾモゾを極めて行くと
ジワーッとゆるが染み渡り
抜けてくる感覚が出てくるんですよ。

その状態までいってしまうと
末端(肩関節・上腕・肘・前腕・手首・手)の
スピードとコントロールとパワーが飛躍的に上がります。

より身体の中心から腕を扱えるようになり
バットを振ってもボールを投げても気持ち良く振り抜けるようになりますよ。

もちろん小学生でもその境地へ至ることはとうぜん可能です。

いや、むしろ小学生のほうが
我々おっさんよりも拘束期間が短いため
解すべきコリが少ないので楽かもしれませんね。

お子さんの上達を考えている人なら
迷わずどんどんやらせたほうがいいですよ。

5.センストレとの組み合わせ一例

たとえば、こちらのホームランの打ち方で紹介しているセンストレの場合

まず、「手首プラプラ」と「肘クルン」を行い
最高にゆるんだ手腕でバットを持つようにします。

次に脇や胸、背中のフワ系ゆるで肋骨の側面を刺激して
体幹部をスイングに参加させるように準備します。

突きの深さや鋭さをアップさせるために
「肩甲骨モゾモゾ」を入れましょう。

上半身のスムーズなスライドを演出するには
「波チャップン」は外せません。

下半身ですが
主に股関節の正しい使い方、体重の乗せ方をゆるで改善させます。

とはいえ、これは普段からゆる体操の「坐骨モゾモゾ」や
私がお勧めしている「アーユルチェア」などで矯正してしまえば
坐骨の内側を意識できるようになるので、
ぶっちゃけ野球に必要な仙腸関節のベースはこれだけでもほぼ完ぺきです。

アーユルチェアは高価な椅子ですが
学生時代のすべてをこの椅子を使用すれば超お買い得商品!!

トレーニングは能動的に行わなければいけませんが
椅子なら5-10年はほぼ毎日受動的に使いますから
自然と仙骨は立ち、運動に適した腰が無理なく身につきます。

正しい姿勢による姿勢力のアップで、
「野球に必要な腰の使い方が勝手に身につく!!」
正しい姿勢が自然に身につけられる椅子『アーユルチェアー』
効果や価格など詳しくは公式サイトへ

野球選手必須の筋肉である腸腰筋+ハムストリングスは
「リアストレッチ」や【究極のセンスアップサイト】で紹介している
股関節系のセンストレの組み合わせがお勧めです。

それと、熱心にゆるを行っていると
知らず知らず力みが出てきてしまうので
必ず合間合間にプラプラと脚や腕を揺すり、リセットするのがいいですよ。

詳細はこちら

サブコンテンツ

CLOSE
CLOSE