バッティングは振り子で調整が吉?! 夏の大会までにやっておきたいこと

メールNo.69 配信日2015/05/25

前回のメルマガでは
夏の大会前までしっかりゆる体操を行っておくことをおススメしましたが
今回のテーマも本番までの調整法を少々

テーマは「振り子」です。

振り子っていうと我々の世代は「振り子打法(オリックス時代のイチロー選手)」を連想してしまいますが
バッティング・ピッチングフォームの話では無いです。

野球という競技において
「四肢の振り子化」っていうのが地味ですが、すごく役立つんですよ。

スポーツにおける「脱力」は
“無気力な完全脱力を意味していない”ことは何度も話しているので
だいたいみなさんにはイメージが伝わっているかと思います。

ある運動に対しての必要最低限の力を脱力と呼んでいるとね。

簡単にいうと
仮に「センター前ヒットを打つため」に89%の力が必要である。
89%でスイングすればいいところを
アバウトに100%の力でスイングしようとする選手がいますが

これは明らかに無駄。
ジャスト89%で振れるというのが最もエネルギー効率が良いわけです。

で、手足を前後に振り子してみるとわかるんですが
力を抜かないとうまい具合に前後にぷらーんと振れないんですね。
肩関節と股関節周りが過緊張している選手は特に下手くそ。

上記でいうと
89%のパワーの演算ができずに、
だいたい100%って感じでパワーコントロールをしているからです。

これは主観なんですが
振り子化するレベルに行く段階で“カラダがビビってる”状態ってのがあるんですよ。
これはゆる体操もセンストレも同じなんですがね

『それ以上、力を抜いて大丈夫なのか???』って
無意識にセーブする(頑なに力みを解かないって感じ)自分がいるんです。

その段階っていうのは
ただただ手足を振ってるだけ。
ゆる体操でいえば揺すってるだけ。

これだと
振り子運動に必要最低限な力を演算できていないので
こちらの狙った動きができていないわけです。

で、この状態になってしまう最大の理由は
とうぜん「心身の拘束」にあるのですが
私自身がトレーニングしていて気づいたことがあります。

1つハッキリしているのは軸(高岡先生でいうセンター)が
意識できていないと【安心して委ねていいという基準】が存在しないため
そこまでゆるめる(脱力)ことができないということ

いま現在、
私にお勧めされて「ゆる体操」や「センストレ」を行っているメルマガ読者さんは
結構な数がいると思うんですが、どうです?

何となく私の主観がわかるって人いますか?

なんかこうただ揺すってるだけでトロトロになるという感覚がわからん。
“それ”以上力を抜いてしまうと、そわそわしちゃってふわーってなるwwwって感じで。

でも、それを恐れずに超えてください。
自分が思っている100倍以上は確実に身体が拘束されていますから
力みはもっと抜けます。

そこの領域でトレーニングしていると
ある日、軸というのがハッキリとわかってくるんですよ。

話を戻しますが、なぜ振り子なのか?
ズバリこの軸が無いと上手く四肢の脱力が進まないから。

だから
前述のビビってる状態、委ねる基準がわかってない状態の選手には
振り子トレーニングを私はおススメしたいです。

やり方は色々あると思いますが
一番わかりやすいのは
サッカーのキックモーションでの振り子運動で上半身も振り子化するトレーニング。

こちらのコラムがわかりやすいかも

冬にお勧めのトレーニングメソッドいろいろ
ぷらーんぷらーんすると軸足にしっかり乗せられず
ふらふらしちゃうって人は、壁に手を付けて行ってください。

ゆったり大きく振り子をしていくと
上半身も捻じれ、肩甲骨や肋骨が振り子に参加してきますから
体軸をしっかり意識して中心線を作ってください。

脚を左右交互に行い
そうですね・・・だいたい30分くらい行ってると
脱力での重みが全身に染み渡ってきます。

その状態でバットスイングをすると
思わずニヤけるほど「体軸でボディスピンをする」のがやりやすくなりますよ。

もちろん一過性ですので
その感覚はすぐに戻るのですが
何度もやってればコツは掴めるはず。

『股関節はより深く腰椎から』
『肩関節はより深く肋骨から』
これを意識して脱力での振り子をする。

ぷらーん、ぷらーん、とね。
そうするとスッと身体の中心が作れてくる

あとは…
・それに身をゆだねてよりゆるむ努力をする
・打席ではその軸が役に立つ
・迷った時はとにかく軸に頼る
・軸は振り子ができなきゃダメ
・振り子はゆるみが無ければ成立しない

流れとしてはこんな感じかなと。

ダイナミックにかつゆったりと振り子をするのは難易度が少々高めですが
はじめの内は壁を使ってもいいので、ぜひチャレンジしてみてください!

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