バッティングで最も重要なのは「手」である!!プロが明かす打撃のエッセンス

メールNo.40 配信日2014/09/10

前回のメルマガでお話しした通り
今回は篠塚氏のDVDで
“ここだけは押さえておきたいポイント”を3つ紹介していきます。

1つめ…やっぱりね、グリップですよw

グリップの握り1つで道具との関係性が決まってしまい
パフォーマンスの優劣に直結するって
私は何度もお話ししていますよね。

バッティングで最も大切なのは道具と自分との関係性
グリップの握り方。

私がいくら
こう解説してもピンとこない・・・
『なるほど』って思う人はよほど物好きな方だけw

でも、このクラスの人がこうもハッキリ言うと
『あー石川の言ってることもあながち間違いではないのか』って思うでしょう。

グリップの握り方は一般的には
大きく分けて2タイプありますよね?

指の関節を上手に使った「フィンガーグリップ」と
掌で包み込むように握る「パームグリップ」ですね。

DVDでは前者のフィンガーグリップを
篠塚氏は推奨しているのですが
・・・ここまで詳しくグリップを解説している指導者は
あまりいないのではないでしょうか???

それほど丁寧にグリップの握り方を教えています。

詳しくはネタバレになってしまいますので
お話しできませんが

パームで握るよりも
篠塚氏直伝の「遊び」を覚えれば
フィンガーグリップのほうが優れたバットコントロールができるということ。

ギュッと握るのでもなく、
かといって手の内でグリップがずれてしまうほど
力を抜きすぎるのでもなく・・・

篠塚氏がDVDで解説している「遊び」という手の使い方を覚えれば、
じつは力の扱い方が飛躍的に向上するんですよ。

んーちょっと難しいのですが、
イメージでいうとロボットかジェル状かって感じでしょうかねw

ロボットみたいな固い手でガチッと握った方が単純な力は入るんですが
エネルギーの方向性を運動の途中で変えられないというのが最大の欠点。

つまり単調なスイングになるようにしか力を使えないということ

逆に篠塚氏のグリップの握り方は
ジェル状の手でベッタリフィットさせる。

そうすることでフィンガーグリップで
力を抜いても手の内でずれたりしない

いや、ずれるどころか
むしろ自由度が増しますから
力の扱い方が飛躍するわけです。

どのタイミングで、どの方向へ対して、どれだけの力を加えると
打球をコントロールできるか?というのが無意識に出来てしまうわけですね。

2つめは
バットを振りだす時によく使う指導用語
「ヘッドを立てなさい!」です。

たぶんほとんどの方がヘッド立てる本当の意味を誤解しています。

じつは、
篠塚流フィンガーグリップが出来てくると
ヘッドが大根切りのような立たせ方は絶対に起こり得ません。

少年野球では最短距離で
ヘッドを立たせてボールを叩くという指導でよく見かけますが、
いわゆるやりすぎて不自然なスイングがありますね。あれはダメですw

バットという道具の性質を
身体で理解しているバッターなら大根切りのようなバットの出し方はしません。

どのような軌道を通るのかは
ネタバレになりますのでここではお話ししませんが

打撃バイブルでは篠塚氏がヘッドの出方を
ゆっくりと動きをみせながら行ってくれていますのでそこは要チェック!

とくに低めのボールに大根切りはNG
この偉大な首位打者はヘッドの角度が
イチロー選手のそれと同じ認識でした。

篠塚流「遊び」を作ったグリップが完成すれば
自然とあんな感じでヘッドは勝手に出てきます。

余談ですが、このグリップの仕方は
日本刀で刃筋を立てる扱い方に非常に似ていますね。

“点では無くスイング面を線で入れる”というのは
両肩甲骨のラインの話で私もよくしますが
やはりこういう部分をしっかり1から教えてもらわないと…

自分で気づければ一番良いのでしょうが中々ねw

3つ目は・・・ちょっと長くなってきましたの次回へ続きます。

詳細はこちら

サブコンテンツ

CLOSE
CLOSE