学童野球コーチ必見!スイングが劇的に改善する?インパクトで強く押し込む意識を持つ

メールNo.164 配信日2018/10/04

前回のメルマガからだいぶ期間が空いてしまいましたが、今回は引き続き肩周りがテーマです。

具体的にスイング中ではどういう動きが入るかという部分を主にお話します。これからオフシーズンに入っていくにあたり「フォーム改造を試みる選手」も多いかと思いますが、ちょっとでも考え方の参考になれば幸いです。

その前に、新規ユーザーが増えてきているようなので1つ確認を。
理論というのはあくまで記号ですから、すべてが正しいというつもりはありません。上手な人ほど感覚と実際の動きのギャップが激しくなるものです。

極論をいえば、”そういうカラダを持っていればその動きが無意識にできる”のであり、頭でいくら理解していようがパフォーマンス向上は望めない。

したがって、選手の場合は頭であれこれと考える前にカラダを動かす!使えるカラダを創り上げる!これだけ考えてください。

バッティングの基本は「相手投手のボールをただただ打つ」こと。ひたすらそこだけにフォーカスしてください。そこから逸れたらだめです。試合ではフォームの美しさを競うわけではありませんからね。お忘れなく。

今回のテーマは【肩周りの使い方】

  • ≪section1≫基本はベストを駆使した深い突きが有効
  • ≪section2≫バッティングは脇を絞めると良い?
  • ≪section3≫左肋骨を気持ち先行させるだけで全然違う
  • ≪section4≫顎を残すと上手く左が畳める

基本はベストを駆使した深い突きが有効

右打者の場合、右肩甲骨の深い突きが有効だというのはブログやメルマガでお話してきましたので今さらですが、やはりこれからはマストかと思います。

フライボール革命が騒がれている昨今、20年前の「上から最短距離で叩け」がどの学年でも通用しません。今後はボールを押し込むような突き動作の優劣が非常に大きく影響します。

【参考URL】履正社高校の右腕の指導法

肘先だけの突きは意味がない?

この動作は選手によっては「押し込む」という感覚に近いものがあるといいます。

たとえば腕相撲なんかがわかりやすいと思うのですが、皆さんの周りにもやたらと肩を入れてくるやついませんか?

逆に肩関節を中心に肘先だけで腕相撲したら簡単に倒されますよね?0ポジションを取ると肩甲骨との長軸が伸びるなど使えるパーツが全然異なってしまうので、勝負にならないという現象です。

同じように、肘先だけ突きの形を取れたとしてもインパクトが弱々しい。その奥深くにある背中側の肩甲骨や肋骨までも運動に参加してくれないと、強く押し込んだインパクトはできない。そんなイメージです。

ベストの動きを鍛錬すれば自然とできる

前回までのメルマガで、肩周りを調整することの必要性をお話しましたよね。ローテーターカフや柔軟性は打者でも例外なく必要って話。それらが整っているという前提で「ベスト」の動きを使うことが最適解です。

ベストとはゆる体操の高岡英夫氏が提唱している身体意識の1つです。ベストの種類を下記ページに引用しておきます。【参考URL】ベストの画像※メルマガ限定リンク

もし興味が湧いてきたら指導者サイドの皆さんは、ぜひ関連書籍を読み漁ってみてください。

「ゆる」スポーツ・トレーニング革命―ウェイトトレーニングはもういらない!? (DVD book)

選手の場合はほとんど参考にならないと思うので、無駄な情報は切り捨て”ベストのトレーニング方法だけを参考にする”といいでしょう。
テークバックでは順サイクルに入って、突きの初動で逆サイクルになり、パルトでベスト体がボール方向へ押し込むように・・・・こんなことを頭でいちいち考えてたらバッティングになりませんからね(笑)

そうじゃなくて、普段からベスト体で肩を回す鍛錬をひたすら徹底的にやるわけです。そうするとあらゆる動作内で、肩関節よりも深い部分から動くようになってくる。

単に『ボールをセンター方向へ押し込むか』と思っただけで自然と深く入るという感じ。実際のスイングはそうやってどんどんシンプルにしていく。勝手にそうなっているのがベストであり、それがベストですね。

バッティングは脇を絞めると良い?

深い突きを行い、ボールを押し込んでいくというイメージができてきたら今度は「トップの位置からどのようにそのポジションへもっていけばスムーズに打てるか?」を考えてください。

まず、チェックポイントは普段のトップの位置。そこで動きを止めてみてください。
そこから突きの型へ二拍子(イチ、ニのリズムです)でグリップを持って行った場合、なんの引っかかりも無く押し込めましたか?問題ないという選手はこのセクションは必要ないので、その感覚でOKです。

ここでは『いきなり瞬間移動は無理じゃね?』『すごい振りにくい』という選手を対象にお話していきます。

そのような選手に私がお勧めするのは、構えの段階から右肘を上げて”脇を解放してボールを待つ”スタイル。

肘はある程度の移動距離があったほうが入りやすく、押し込むイメージがしやすいと思います。

強いインパクトにしたいならこぶしを握れ!

連続写真で確認するとわかると思いますが、トップから押し込んでいく初動で右脇が締まるような、演歌のこぶしを握る形のようなシーンがありますよね?

【参考URL】大谷選手の連続写真

※上記リンク先の連続写真でいうと2から3、3から4までの(大谷選手は左打ちなので)左肘の動きです
※大谷選手の打撃動画を探してこの部分の動きをじっくりみてください

いきなり突きをするのが難しい場合、
この脇が締まるような形を経由するイメージで練習すると上手くいくことがあります。

≪右打者の場合の流れ≫

  1. 右肘を上げたクラウチングスタイルで構え
  2. 肘をおへそ方向へ入れるように脇を絞め
  3. 演歌のようなこぶしを握る
  4. ボールへ押し込む

もちろん、この形だけを取った所で”ベストを普段から意識して使えるようにトレーニング”しないと意味はありません。
逆にベストさえあれば「脇を絞める」感覚1つで、強く押し込むインパクトが自然と無意識にできるでしょう。

今回はここまで

これらの動作が1つもないようなスイングをしていた選手であれば、押し込む感覚を取り入れるだけで、バッティング全体のクオリティが高まると思います。

いきなり本番のスイングに〜は難しいので、まず最初はバットを使わずその場のモーションチェック。次に素振りで感覚を掴んでいく。

センストレのストバスなどを活用して、腕で操作せず(リーチに頼らずに押し込むという感覚)体幹部でしっかりスイングできるように練習していく。
ロングティーで任意の方向へ打ち分けながら、いろいろな方向へ押し込む練習をする。

こんな感じで段階を経て自分のスイングに自然と落とし込んでみてください。
ベスト自体のトレーニングは、本家高岡氏の書籍やDVDブックなどを参考にしていただければと思います。

「ゆる」スポーツ・トレーニング革命―ウェイトトレーニングはもういらない!? (DVD book)

詳細はこちら

サブコンテンツ