小学生のうちは様々なスポーツにトライさせたほうが有利?!再現性の高いカラダをつくる重要性について

メールNo.158 配信日2018/04/09

お世話になっております。
axislabの石川です。

7回12奪三振で被安打1ですか…
これまたとんでもないパフォーマンスを披露してくれましたね。

アンチ層からすれば、「いまはデータが少ないからまだ打たれないだけ」という意見もあるでしょうけど、そもそもメジャーの才能ある打者達が打てないボールという時点で、どれだけハイパフォーマンスなのかってことですよ。

当然、彼も人間ですから調子が悪くなる時もあるでしょうし、データ解析すれば弱点が見つかることもあるでしょう。ただ、これは大谷選手だけの話ではなくすべての選手にもいえることですから。

先週みせたパフォーマンスが現実として起こったこと、それ自体がすげーわって素直に思いましたよ。メジャー選手の身体運動をみれば一目で高次元だというのがわかりますから、まぐれでできるほど甘くはないですし余計に信じられませんよね。

心・技・体のバランス

昔から『日本人選手は、技術はトップクラスなんだけどパワーが圧倒的に足りない。パワーさえあればなぁ』って言われてきましたが、あの恵まれた体格に驕ることなくストイックに鍛錬を続けると・・・やっぱりとんでもないことが起こるんですね。

当時の野球界に、この信じられない事実を伝えると渾身のドヤ顔をしてくれそう(笑)

と、まぁこう書いてしまいますと、野球未経験のパパママは「身長が高くてカラダも大きくないと活躍できないの?」って単純な疑問が湧いてくるのではないでしょうか。

大谷選手は「心技体」のバランスが優れているので、体がデカいというだけで野球の上手い下手は判断できませんが、強靭でしなやかなカラダがあってこその優れた身体運動であるのは何となくわかりますよね。

野球もパワーウェイトレシオが重要

余談ですが、私が趣味でトレーニングを行っている自転車では「パワーウェイトレシオ(重量出力比)」というのがあります。これは体重に対して何倍の出力を出せるのかという「選手の能力を判断できる数値」です。

例えば・・・
35キロの速度で自転車を漕ぐには

  • 体重が50キロの人なら、体重に対して3.6倍の出力が必要
  • 体重が70キロの人なら、体重に対して2.7倍の出力で済む

こんなかんじ。

じゃ太ればいいのかというとそうでもなく
体重が90キロあっても2.5倍しか出せない筋力だと、使い物にならんぽっちゃり系でしかない。

逆に体重が80キロあって6倍の出力を継続して出すことができると、とんでもないパフォーマンスになるという仕組みです。

自転車競技の場合は平坦コースですと上記のような差がかなり出ますが、
山岳コースなんかは「自転車の重さ+体重を上へ持ち上げる」ような戦いなので、とうぜん軽ければ軽いほど有利になります。

山は線が細くて、軽くて、出力も5倍6倍はパワーを出し続けられるカラダというのがベストなんですよ。

話を戻すと「身長が高くてカラダも大きくないと活躍できないの?」ですが、野球に自転車のクライマーみたいな活躍する場面があればいいのですが・・・
私の個人的な感想ですけど、最近の野球界の流れだとけっこう厳しくないですか?

もちろん所属するチームのカラーとかもあるでしょうけど、毎年恒例の”中学生で140キロ投げ込む人間辞めてるキッズ達”がどんどん出てきてますし。

高校野球を観てても、バットがしっかり振れてフェンスオーバーできる力がなきゃ話にならないレベルでしょ?機動力とか守備固めがあるといっても時代の流れが明らかにそっちじゃない。

すべては自己ベストを求めること

でも、悲観しないで大丈夫です。成長期ですとまだまだ身長が伸びる可能性はあるかもしれませんが、無いものは無いわけですから。

歪みを調整していけば数センチは高くなるでしょうけど、それはその人が本来持ってるもので(ちなみに年末からO脚矯正と背骨のゆるを行って2センチ高くなりました)10センチ15センチは伸びませんからね。

野球は団体競技ですから、つい他人と比較してしまいがちです。重要なのは「自分のカラダのなかで自己ベストをどれだけ追及できるか」ってことです。

身長が160センチしかなくても体重を65キロまで増やしつつ、さらにパワーも出せるカラダを作るとかね。それでも195センチで85キロの選手と同じパワーを出すのは厳しいことには変わりないですけど、高校入学前後はパワーウェイトレシオみたいな数値を高めていく努力はすべきかなと。

そういう、たゆまぬ努力をするというのも才能の1つ。そこらへんが小柄な選手でも活躍できる可能性が残されている部分でもありますよね。

それと、単なる筋トレや体重増だけではバットやボールにパワーを上手に伝えることは難しいですし、心技体でいう技術やメンタルの問題も当然あります。

こういう複雑な要素が組み合わさっているので、イチロー選手のような「ウェイトトレーニングは本来のバランスを崩すから必要ない」という考えもできるわけです。

本質的には、バットやボールに伝えるための出力。これを最大限高めるためには単純な筋肥大だけではダメって感じですかね。

いかにしてその運動効率を上げていくか。繊細な感覚的意識を鈍らせることなく出力を高められるか。ここが間違いなく上達のポイントになってくると私は思います。

柔らかいカラダと頭が生む順応性

スキルアップの優れた打撃理論・投球理論も世の中にはたくさんあるじゃないですか?極論をいうと科学的に解析されたものとか、そのほとんどが正しい理論だと思うんです。でも、それが完璧に再現できるカラダをもってる人ってアマチュアではそうそういませんよね。

皆さんの周りにも、ちょっと教えるとすぐできる人っていませんか?あれの「野球における超絶強化版」とイメージしてみてください。才能ある一流のプロ選手ってこの再現性が並外れて優れているわけです。

そうそう、皆さんも大谷選手がノーステップにしたとき「え?大丈夫?」って内心思いませんでしたか?
日本では足を上げて結果を残してきた選手ですから、いくら環境が変わったからからといってノーステップにしたら?で従うのにビックリですよ。しかもオープン戦の時期に。「ちょっとコンビニ行ってくる」じゃないんですから、そんな簡単でいいのかって思いましたよね。

ノーステップ打法は上下のブレが少ないから、動くボールには有効ってことは以前から言われてはいましたけど・・・ところが自分のものに落とし込んで結果を出してしまった。

我々凡人なら、”頭では理解できてもカラダが慣れるのに何年もかかってしまう”ってやつを、です。カラダも思考も柔らかいからこその強みかもしれませんね。

再現性の高いカラダを目指すべき

ゴルフなんかも野球と同じでさまざまな理論があるスポーツで、素人の私がみててもわかりやすくて「これは参考になるな」ってものばかり。

でも、その理論を実践してるおじさん達の動画をみてみるとカラダが思うように動いていないってことが多々あります。やっぱ理論はどこまでいっても記号で、運動じゃないんだなと(笑)

”自在に動けるカラダを日々創り上げ、怠ることなく調整をする”

センストレは「こうやって振れ」っていうような技術的なフォームを作ることが目的ではなく、あくまでも動きやすいカラダをつくるために行うものですから。

それだけでは意味があまりないっていうのは昔からいってますけど、逆もまたしかり。どんなに優れた理論でも再現性が低いカラダでは…

こういう感性っていうのはやっぱ大人になってから鍛えるのは難しいので、筋トレは本格的にできない年齢の内にやっておきたいところです。そういう意味では小さい頃は様々なスポーツを行う欧米式は面白いよなと思うこともあるかも。

今回はここまで
またメールします。お楽しみに

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