野球センスは小学生の内にベースを整えるべし

メールNo.143 配信日2016/12/14

気づけば12月も半ばで・・・
みなさんオフシーズンに入ってから充実したトレーニングは行えていますか?
ボールを使わないトレーニングはこの時期ならではなので
時間を上手く使って効率よくレベルアップしていきたいところですね!

さて、公式メルマガでは
シリーズ「機は熟した!俺流センス指導の大原則」をお届けしておりますが
今回は【共通】部分のおすすめトレーニングメニュー編となります。

数はそれほど多くないので
競技未経験のパパママでも実践できるようにまとめてみました。
【究極のセンスアップサイト】で紹介しているセンストレの活用法なども
これらを読めばイメージは十分につかめると思います。

春先でライバルに差をつけるためにぜひ併せてチャレンジしてみてください!

【共通(フェーズ0)】のおすすめメニュー

前回の解説編でも少々触れましたが、
道具の重心を知るには視覚的な中心のイメージではなく
自分のカラダの重心を感じることが”上達の近道”になります。

ゆる体操のように
カラダや道具を実際に揺すったほうが「重みの変化」がわかりやすいので
基本的には【ゆる体操をベースにしながらセンストレを組む】ようにしてください。

ゆる体操はDVDで動きを見ながら正しい動きで行う

ゆる体操はこちらのDVDブックを参考にすれば、
重心を感じることのできるゆるんだカラダ作りの基礎はカバーできます。

「ゆる」スポーツ・トレーニング革命―ウェイトトレーニングはもういらない!? (DVD book)

筋トレみたいな肉体的疲労度は無いので
そういう意味では問題なく毎日行えますが、
ゆるめることをカラダに覚えさせると脳が疲労しますので
わざわざゆる体操をやる時間を設ける場合でも、それほど長時間行わなくて結構です。
暇さえあれば行っていく程度で毎日行えば十分効果はありますので
「”自分の日常生活のあらゆる動作に、自然と揺する動作が取り入れられるか?”」って部分がポイントです。

センストレは道具を持って揺するのがおすすめ

ゆる体操で”手腕部を脱力しながら揺すること”に慣れてきたら
バットやボールを握った状態で揺すってみましょう

バットの芯の重さ、ボールの中心の重さを感じるように
無駄な力みを極力なくすようにと、丁寧に揺すっていきます。
強く小刻みに揺すると変に力むので
最初の内はゆったりと気持ちよく揺すってください。

道具の角度や高さ、腕や手のポジションによって重さのかかり方、感じ方が異なりますので
色々な形で揺すってみると面白いですよ。

上手く揺すれてきたらチャレンジ

道具を持っても変に力むことなく揺すれるようになってきたら
応用編として

  • バッティングの場合はトスバッティング(ペッパー)
  • ピッチングの場合は近距離のキャッチボール

ペッパーのやり方

  • 構えた状態でバットを揺すりながら芯の重みを感じる
  • バットを振るのではなく”勝手に芯が落ちる”感覚をつかむ
  • フォロースルーでしっかりと脱力する

打球をコントロールする目的ではないため
ゆるみきれた場合は、
「バットヘッドの落下によるスイング」と「真芯で捉えた打球」が高確率でリンクするため
強めにボールが飛びますので投げる側は注意してください。

近距離キャッチボールのやり方

  • 1m-3m程度の距離で行う
  • ボールを揺すりながら球の中心を感じる
  • 中心に対して色々な角度へスピンをかけてみる

変化球の練習ではありません。
力を入れて手首や肘を捻るのではなく、
中心に対してどう力がかかると回転が変わるかってことを知るのが目的。

中心に対して・・・
右側を切るとスライダー、左側を切るとシュート
ヨーヨーのように手の甲を相手に向ければトップスピン
いつも通りストレートならバックスピン

気持ちよーく手首や肘、上腕や肩を揺すってボールの重みを感じましょう。

もたれかかるということ

さて、力みのないカラダは重心を知ることができることを知ったら
次は「力の使い方」を練習していきます。

前述の応用編でペッパーの打ち方でも軽く触れましたが
脱力することで重みを感じることができると
落下する力が大きいことを体感することができてきます。

その感覚をさらに鍛えるために
私がよく指導で使うのが「もたれかかる」ということ。

バッティング編

こちらのページで解説してます
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ピッチング編

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しっかりとゆるみきって身を委ねられると
全盛期の野茂投手や藤川投手のように背骨をしならせ肋骨をフルに使い、
いわゆる「胸を大きく張った」動きでもたれかかることができます。
そこまでゆるめると子供の重さでもかなりの威力になるので注意して行ってください。

※ちなみに私がこれを選手へ指導すると一過性ですが5キロくらいスピードが上がります。
ないものが一気に上がるのではなく、
ほとんどの選手が体幹部を駆動体として使ってないため、ちょっと刺激するだけでパワーが上がるわけです。
その感覚をつかんで離さないのがセンスのある選手。すぐに消えるのがセンスのない選手ってとこですかね(笑)

バッティングでもピッチングでも「小手先で引っ張る」というより、
べろんべろんに脱力して身を委ねたほうが力は強い。
落下する方向へ力を込めればさらに爆発的なパワーが生まれる、というイメージ。
脱力して重みが生まれる⇒重みによる落下⇒落下するほうに力を使う
このサイクルをカラダで覚えてもらえればOKです。

野球でリラックスとか脱力と言われると
「完全脱力」をイメージしてしまいがちですが
「重みを利用できるカラダにするため」に脱力が必要と理解できれば
変な力み(無駄な方向への力の使い方など)ということは消え
適切な方向へ力が使えるようになり、エネルギー効率は飛躍的に向上します。

つまり、小手先でしかパワーを出せなかった小柄な選手であっても
この重みを利用できさえすれば、カラダを大きくさせなくても
いまある身体資源でそれなりにパワーは出せるってことです。
※もちろんその上の世界を目指すのならカラダをデカくするのは避けて通れません

まとめ

今回おすすめしたトレーニングで実際にメニューを組む場合、
ガチ勢なら私に言われなくてもわざわざゆる体操の時間を設けるでしょうけど
そこまでじゃない環境の人は
各トレーニングの合間や最中に入れていく方法が私的にはお勧めです。

  • ゆるめること
  • 重みを感じること
  • 重みを使って落ちる方向へ力を使うこと

【フェーズ0】はこの流れを知っておけばいろいろアレンジできますので、ぜひトライしてみてください!

それから今回の動きは野球のフォームとかけ離れているので
『これでどうやって打ったり投げたりするんだ?』と、すぐに技術と結びつける人もいるでしょう。
何度も言いますが技術とセンスは異なりますので
これ通りのフォームを技術に取り入れても意味はないので注意してください。

野球の指導でよく『肩の力を抜け!もっとリラックスしろ』
プロの選手が『ぎりぎりまで力は抜いています』と発言したりする理由は何なのか?
力を抜いたらパワーが出ないじゃないか?という部分を
センスが「ある選手」と「ない選手」とでは解釈や感覚が異なるという話です。

『力は抜くんだけど爆発的な力を使いたい・・・』
そのためには、
力みが無いカラダをつくり、力の使い方を理解させること!

詳細はこちら

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