野球が上手くなるためのベースは「○○の感覚を鍛えること」がポイント

メールNo.142 配信日2016/12/05

前回からの続きです。
シリーズ「機は熟した!俺流センス指導の大原則」今回は【共通】部分の解説編となります。

いつまでたっても上手くならない理由

【共通】は打撃投球どちらにも必須の基本部分です。
これはやることが地味で楽しくありませんので、小学生への指導は結構難しい。
指導依頼を受けたチームの雰囲気を当日判断して
飽きっぽそうな選手が多ければ
フェーズ1から入り、実際に実打実投してもらいながら【共通】を混ぜていくことを私はよくやってます。

共通の指導内容は主に「道具(バットやボール)の重みや力の使い方の感覚」です。
簡単に言えば、センスのある選手が体感している
より強く・速く・素早く・正確にバットやボールを扱うために必要な感覚を鍛える。

重心を理解して、重みを利用して、落ちる方向へ力を使うって流れなんですが
ここらへんは難しいので・・・イメージで。

野球の動作には
変に力むことなくパワーが出る方向っていうのがあって
選手はみんなそれを使いたいんだけど
センスのない選手はその感覚をつかめないからどうしても力む。
だからいつまでたっても上手に力を使えない。力はあるんだけど上手く伝わらない。
こんな感じで考えてください。

力みを無くすことが上手くなる第一歩

やり方はとにかく「バットやボールの重みをカラダで覚えさせること」を徹底する。
カラダや物には重心がありますが
この重心に対して
「このタイミングでこれくらいの力を任意の方向へ使う」みたいなことを無意識に行うのが身体運動です。
この精度が高ければ高いほどエネルギー効率は恐ろしいほど上がりますので
結果的に、いわゆる”力みが感じられない無駄のない動き”ができるわけです。

センスのない選手は「重心をカラダで理解していない」ため、アバウトに力を使わなければいけない。
したがって効率の悪い力の使い方、つまり”自然と変な力みへ繋がる”というイメージです。

バットの芯やボールの芯は視覚的に誰でもわかりますし、
カラダの軸も鏡をみれば簡単にチェックできますよね?
でもそれらが運動中に…となると途端にわからない。

これは上記のアバウト⇒力みの関係性が影響します。

道具の重心を感じ取るには、まず自分から

視覚的にはここが中心だってわかってるのに、動作中だとわかってない。
重心を理解するためにはどうすれば一番いいかわかりますか?
答えは・・・”揺らす”こと

イメージ的に
ガッチリした箱じゃなく、ゆらゆらした水袋のほうが「重みの変化」がわかりやすいでしょ?
人間のカラダも野球の道具も
力を入れてガッチリ固めるのではなく
ゆらゆら揺すっちゃったほうが静止状態より重みがカラダで理解しやすいんです。

横や縦、上下にかるく揺することで
重心が左右・前後・上下にズレさえしてくれれれば重みの変化が遥かにわかりやすい。
その感覚がわかればこっちのもんです。
たとえば、難しい体勢でキャッチングする守備シーン。
『上体が崩れきる前に、崩れる力と同等の力を、反対方向へ使えば、
バランスを崩すことなくスローイング体勢へ移行できる』みたいな動きを”無意識で”カラダがやってくれる。
このイメージがセンスある選手のスムーズな体捌きの正体です。

私が高岡氏の【ゆる体操】を何度もおすすめしている最大の理由が
この揺すると重みが感じやすいというメカニズムです。
ガチガチのカラダじゃ視覚的にいくら軸や道具の中心を理解しても
「センスのない選手特有の非効率的な力の使い方」しか100%できないですからね。

ゆる体操をメインにメニューを組むことが大切

では【共通(フェーズ0)】で実際に指導する場合、何を教えるか?ですが
やはり「ゆる体操をベースにメニュー組むこと」が時短になります。

  • 手首プラプラ
  • 肘クルン

この2種類は、手腕部に高い精度を求められる野球選手には必須でしょう。
手というパーツは最も意識が濃い部分ですから
手首プラプラでコツを掴んでしまうと
あっという間に全身のゆるへ応用できるというのもポイント。

とはいえいきなり揺するだけではいまいちピンとこないでしょうから
バットを揺する、ボールを揺するセンストレを行わせつつ
手首や肘のゆる体操を織り交ぜ「最小限の力で揺すること」を覚えさせる、というのが最も効果が高かったです。

慣れてくればバットやボールをいろいろな角度で持ったり握ったりして
重みを完全に捉えることができるようになります。

野球をやるのは指導者じゃなく選手である

たとえば、バットの握り方。
ジャイアンツの元打撃コーチである篠塚氏が監修している
DVD【打撃バイブル】内で紹介している「正しい握り方」も余裕で理解できます。
むしろそれすらも応用して、
場面ごとに無意識に指の圧力を変化させた
”試合で活躍できるバッティング”も可能でしょう。

野球をやるのは篠塚氏でも私でもなく、チームの監督でもありません。
プロの打撃コーチのテクニックを視覚的に理解したつもりでも
重心がカラダで理解していないレベルの選手の場合、バットの握り方ひとつまともにできない。
その状態で多少上手い選手とレギュラー争いをするのはなかなか難しい。

私は実際にDVDをみているので他の元プロ監修のDVDと比べても
完成度の高さが群を抜いていることを知っているのですが
【打撃バイブル】の内容を大したことないと感じる人もいると思います。
そんな人たちにも2タイプいるのではないかと・・・
今回の【共通(フェーズ0)】の重心の話に限って言ったとしても、です。

すでにセンスがあって
『言われなくても試合で勝手にできてたわ』のタイプ1、と
視覚的なものしか理解できなくて
『元プロっていってもこの程度の情報かよ』のタイプ2

野球をやるのは篠塚氏でも私でもなく、チームの監督でもありません。
パフォーマンスは「技術」と「センス」のバランスが重要。
上手くならないから次から次へとプロのテクニックを探すも、どれもしっくりこない。
ここまでいえばもう説明不要でしょう(笑)

ですから【打撃バイブル】DVDを買って損することはないです。
理由はこれまで解説した通り
重心を理解するためのセンストレやゆる体操を併用し
しっかりカラダをゆるめていけば必ずプラスになるから。
上記タイプ1のすでにセンスがあったパターンだった場合は
返金保証があるので、そっと送り返せばいいかと。

返金手数料がかかりますが
『元プロの打撃コーチが要求するレベルに到達しているんだ』と
自分のプレースタイルを肯定する要素にもなるので自信がつくでしょう。
学生野球の場合は、そういう自信がとんでもない成長材料になりますからね。手数料分の価値はあるのではないでしょうか?
私が行ったDVDレビューページはこちら

今回はここまで
解説回になってしまったので
次回は【共通(フェーズ0)】のおすすめメニューをざっとまとめてみようと思います

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