まさに野球少年の教科書! 日本シリーズは選手の○○へ注目してどんどん真似てみよう

メールNo.137 配信日2016/10/28

久しぶりの公式メルマガの配信です。
いろいろ書きたいことが多いですが、やはり日本シリーズネタでしょう。

今年は接戦が多くてテレビ観戦していても楽しいですよね。
特にどっちを応援しているというわけではないのですが
昨夜の西川選手のサヨナラ満塁ホームランは鳥肌ものでしたよ。お見事です。

みなさんは野球中継をみていますか?録画でもいいですけど。
本気で勝ちに行っているときのプロ選手の動作は
みているだけでもプラスになりますから
たとえ両チームのファンではなくてもぜひご覧ください。

さて、今回は日本シリーズネタをちょこっと書いていくのですが
ただ単に難しい理論を聞かされてもつまらないでしょうから
実際に自分の感覚で体感できるもの・・・
「選手の動作に注目してもらいたいポイント」なんていうのはどうでしょうか

両チームとも非常に優れた選手ばかりですし
現役の学生選手たちにとってお手本にすべきものもが多いですからね

野球選手はお尻がデカいはホント?

まず、チェックしてほしいポイントは股関節裏。お尻と腿の付け根付近(ハムストリングスの上部)です。
テレビですとカメラアングル的に打者がみやすいでしょう。

多くの選手がハムストで体重を支えるようにして構えていますよね。
そう、ちょうど「出っ尻」のポジション。
このメルマガでも推薦しています
元プロ野球、侍ジャパンの打撃コーチも務めた篠塚氏が監修しているバッティングDVDがありますが
その中で、篠塚氏が実演しながら打席でやり方を解説しているポジションのことですね。

※詳しいやり方は篠塚氏のDVDを参考にしてください
[DVDのレビューページはこちら]

この出っ尻の感覚は
野球のあらゆる動作で基本になってくると個人的には思ってます。

野球は地面の上で動作をしなければいけませんので、
重心を上手にコントロールしないと「力の使い方」が上手くいかず
思った以上にパフォーマンスが向上しません。
で、その重心のコントロールの基本が「股関節裏」で体重をしっかり支えること!
具体的な割合でいえば、
大腿四頭筋は2割・ハムストリングスは8割って感じで、立つ歩く走るを行う。

野球選手はお尻がデカいなんて昔から言われてますが
ここがしっかりしていないと重心のコントロールが上手くいきません。
たとえ上半身をどんなに鍛えても、
その自慢の力をバットやボールに伝えることができなければ
エネルギー効率が悪い動作しか行えないというイメージ。

求めるスタイルが異なれば筋トレは当然必要になる

ハムストをガンガン鍛えて肥大させればいいのか?って話になりますが
筋力的な問題ではなく使用比率の問題を〝まずは”重要視してください。
小学生でも高校生でも、脚が太くても細くても
基本はハムストリングスの上部で体重を支えること。
そうすることで自分がいまもっているパワーが効率よくプレーに生きてきます。

まずはといったのは、
ハムストリングスの上部をガンガン鍛えることは野球選手にとっては間違いではないからです。
上を目指すのであれば筋力強化トレーニングは必要不可欠ですからね。

ただ、カラダができていない小学生の場合は自重の負荷で十分でしょうし
使用比率をしっかり意識してダッシュしたりランニングしたりすることのほうが
器具を使っての筋トレよりも大切です。

中学、高校になって筋トレの時間が設けられてくるようになったら
自分が目指す・求めるプレースタイル、レベルに応じてこの部分を鍛えてみてください。
徹底して鍛えればそのうち
プロ野球選手のようにお尻が大きくなるでしょうが、プレーは見違えるほど安定します(笑

レッグカールよりも立位で鍛えるようにしよう

ハムストの鍛え方で昔から有名なのは「レッグカール」だと思うのですが、
あれは膝裏を鍛えてしまうのでお勧めしません。
膝裏を鍛えると、プレー中に膝が折れやすくなるため
運動の基準となる腰の高さのラインが低くなるからです。

膝が折れやすくなるとなぜダメかというと、
野球の動作で使いたいハムストリングスより
腿の前でブレーキをかけるよう踏ん張るような動きが多くなるリスクがあるからです。

なので、できれば立位に近いポジション・・・
膝を曲げる方向へ負荷をかけるよりも、股関節を掃く方向へ負荷をかけられるとベストです。

ちなみに守備練習時のような
低く構え、つま先立ちの体勢であっても
武術でいう「抜き」という感覚が無意識にわかっている選手なら問題ありません。
そのような才能ある選手なら、
たとえ難しい動作であっても大きく崩れることはないのですが、
そういうのは四六時中8:2で生活ができているレベルじゃないとやはり難しい。

冬の定番トレーニングにランジウォークってあるじゃないですか?
あれもそういう才能ある選手がやれば最高のトレーニングになりますよ。
わざときついポジションで
前より後ろを使えるように鍛錬するわけですからね。

もっと根本的なものだとダッシュやランニング。
前を極端に使った選手だと、周りから見るとバタバタしたギッタンバッタンみたいなどんくさい走りになる。
それだとランニング系のトレーニングメニューが精神修行の意味にしかならない。

サモン+ランニングがコスパ抜群!!

具体的に立位でトレーニングといっても
筋トレを勉強するくらいの選手や指導者じゃないとそうそうアレンジが難しいでしょう。

そんな人におすすめなのがサモン。
サモンとはゆる体操の高岡氏が提唱している用語なのですが、
喚起、つまり呼び覚ますことです。
たとえば手を5分くらいさすっているとジワーッと感じたりしますよね?
我々のカラダはさすった部位の意識が濃くなるというメカニズムがあります。

それを利用する。
ハムストが眠っていて使えないなら、しつこくさすって呼び覚ます。

やり方の動画

練習中のランニングやダッシュなど空き時間にちょこっとこれを挟むだけで
使う筋肉が変わってくるので超おすすめです。これなら小学生でも簡単にできますからね。

打席に入る前に1,2回これやって構えると
ハムストリングス上部の意識が濃くなるので
しっかり体重を支えることができるようになる。
ピッチングも前より後ろが使えるようになれば下半身が安定するのでぜひお試しあれ。

詳細はこちら

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