ヒットが打てない⁈春先の打撃スランプから脱出するための方法

メールNo.112 配信日2016/05/02

GWいかがお過ごしでしょうか
週末は春の大会や練習試合など、
皆さんの所属チームでも実戦が増えてきているかと思います。

この時期は特に打者の方からメール相談を多くいただくのですが
内容が共通しているものが多いです。

一番多いのは
冬場はボールを使わない練習が続くため
春先から『投手が投げる生きた球への対応に苦戦しています』って感じです。

メルマガユーザーさんの中にも
軽く打撃スランプに陥っている選手も多いでしょう。

私もこの活動を始めて毎年”春先スランプ”な選手をみてきましたし
そこから夏に向けて活躍した選手もみてきました。

スランプ中は普段じゃありえないほど
余計なことを考えてしまいどんどんわからなくなってしまう・・・
そんな時は、やはり初心に戻るのが王道です!

まずはタイミングを探ってみよう

多くの場合、
好球必打ができていない、
クソボールを振ってしまい自らカウント不利にして首を絞めてしまう
ここらへんをクリアにするだけで気持ちが楽になりますから。

ボール球に手を出す率が上がるっていうのは

  • まったくボールが見えていない場合
  • 能力と意識が一致していない場合

この2つが主に考えられると思います。

前者のボールが見えてない・見えにくいって場合は
技術的な方法で解決するケースもありますよね。

何でもかんでも手を出しているのを我慢するテク。
私は技術指導は行いませんので以下はあくまで一般論です。

たとえばの話ですが、

  • 打席の立つ位置を変えてあえて自分から誘う
  • カウントによってインコースを完全に捨てる

動作的にもタイミング系はバッチリなんだけど…って場合なら
こういった試合ならではの駆け引きの部分も必要でしょう。

逆に、後者の「能力と意識が一致していない」場合。
スイングのレベルが秋に比べて上がっているが故に、
同じような感じでスイングすると感覚と意識と体が一致しないってケースです。

これは優れた打者が調子を落とすときによく見られますよね。
体が多少ボールでも無意識に反応してしまうってやつです。

そこをどれだけ手を出さずに我慢できるか
「勝負しに行ける感覚」と「自分のストライクゾーン」とのズレを調整する作業を練習でする。※自分のストライクゾーンでありルールブックのストライクゾーンではない

そういう部分も春先スランプ克服に影響してくるのではないかと。

足裏の意識を変えろ!元凶は重心のコントロール

とはいえ、どちらのタイプであろうと
タイミングを調整する作業は打撃の質を向上させるので
この時期は特にやっておいて損はありません。
私が春先スランプ気味の選手にお勧めしているのが・・・・・・足裏!

足裏の意識操作は
【究極のセンスアップサイト】の1テーマのネタバレになってしまうので
あまり詳しくはいえないのですがw
とにかくタイミング系で悩んでいる人にはぜひ試していただきたい。

今回はメルマガ用に簡単にテキストのみで解説しますが
本気でやるなら誤った解釈を防ぐためにも
【究極のセンスアップサイト】で私の動作をご覧ください。

では、簡単な解説を。
まずはこちらの足裏の画像をご覧ください。
(※メルマガ限定リンク)

親指と人差し指の間から踵骨までの赤いライン部分と
踵の赤い○の部分で、体重を運ぶ動作・体重を乗せる動作をします。

スキーなどのインエッジは完全に親指内側のラインですが、
バッティングでは親指と人差し指の間から引っ張ったラインのほうが
コントロールしやすく「投手との”間”の操作・駆け引き」に最適です。

練習方法としては
靴を脱いで細身の木の丸棒などをこの部分で踏みながら軽く素振りをする。
痛気持ちよくて意識がしやすいですよ。

意識が濃くなってそのラインが分かってきたら
次第に地面と高さが変わらないロープみたいな紐で試してみてください。
最終的に意識せずともそのラインで操作できるようになりますから

淡白なスイングをやめ、粘り強くスイングしよう

次に、
青いラインと矢印ですがこれは「母指球ターン対策」です。
このラインから親指方面のゾーンは抜いてください。
そうすると勝手に軸足が掃くような動きをしてくれます。

「振り抜いたあとに母指球で体重を支えるのは構わない」のですが、
振り出しのシーンから母指球に頼って回転していては下半身が粘れません。
早期に軸足踵が浮いてしまうと
簡単にボールの変化に崩され打撃内容が安定しませんからね。

ソフトバンクの内川選手がその掃く動作を上手く使っているので
このスローモーションの動画がイメージしやすいですよ。
【内川選手のスイング動画】(※メルマガ限定リンク)

ただ1つ注意点。

もちろんこの掃く形を真似するのではなく、
あくまで赤い○(厳密には脛骨直下(スネの太い骨)の部分)に体重を乗せる。
親指と人差し指の間からの赤いラインで体重移動を始動させる。
青いラインから青いゾーンを抜くようにするだけ。

これだけで、かなり下半身は粘れますよって意味ですからね!

練習すべきは自分の打撃フォームのモデルチェンジではなく
足裏の赤と青のラインの意識を高め
上手く体重をコントロールせよってことです。
お間違えの無いように!

今回はここまで。
次回も春先スランプに多いケースと対策などを配信できたらと思います。
ケガしないように練習ガンバってください!!

詳細はこちら

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