篠塚和典の打撃バイブル

ストライクゾーンを理解する

バッティングの基本編

ストライクゾーンを確認しよう

少年野球のストライクゾーンは選手個々の体格で変わってくるので、自分の体に合ったストライクゾーンを覚えることが大切。頭で理解したら実際にボールを見極めて体で覚えていきましょう。

野球のルールでは、投手が投げたボールがホームベース上をわずかでもかすればストライクとなっています。ただ、これはあくまでルール上の定義であり、インコースとアウトコースの見極めは主審の癖によって異なる場合が多い(たとえばインコースは狭く、アウトコースは広く取るタイプなど)。

したがって、試合が始まったらその日の主審の癖をいち早く理解して対応するという力が選手には求められます。さらに高低のストライクかボールかの判断も非常に難しいです。下図は横から見たストライクゾーンの例です。

横から見た場合のストライクゾーン

  • 高めは肩のラインとベルトのラインの中間あたり
  • 低めはひざ下のライン

この空間を通ったボールはストライクと見なされます。しかし、内・外角の例でも挙げたように高低のストライクゾーン判定も主審によって大きく異なります。

理由としてはいくつか考えられますが最も大きいのは選手のバッティングフォームが異なるためです。膝を深く曲げてホームベースに覆いかぶさるようなバッティングフォームでも、ストライクゾーンの判定はその選手の立位での高さで判定となるため、判断が難しくなるからでしょう。

ルール上のストライクゾーンに縛られるのではなく、ルールはルールで頭に入れつつ、自分の得意なコースとその周辺を中心に積極的に手を出していく打撃スタイルのほうが少年野球の試合では良いかもしれません。

バッティングのテークバックはタイミングを取ったり、力強いスイングをするためには必須の動作です。

サブコンテンツ

page top

CLOSE
CLOSE