篠塚和典の打撃バイブル

構え方

バッティングの基本編

リラックスした構え方をしよう

バットをスムーズに振り出せるようにリラックスした構え方を紹介します。背中が丸まったり緊張して打席で脚が震えないようにするために自然体な構え方をマスターしましょう。

バッティングでいうリラックスした構え方とは、真剣勝負の緊張を解いてだらけるという意味ではありません。バットの振り出しのシーンでいかに投手とタイミングを合わせ、スムーズにスイング動作へ入れる状態に持っていけるかどうかのことを指します。

構えた時に無意識に力が入ってしまったり、腰が曲がったりなど姿勢が悪い状態ですとぎこちないスイング動作になってしまいます。以下のポイントを注意して構えをつくってみてください。

  • 重心を低くして構える
  • 拇指球で支えるようにする
  • 脊柱を真っ直ぐにあごが上がらないようにする

1つ目のポイントは低重心でどっしりとした構えにすること。バットを構えた時、上体がふわふわしてしまったり、体重の配分が左右で極端すぎるのもあまりよくありません。ニュートラルなポジションでしっかりと立てるようにしましょう。目安としては、キャッチャー寄りの足を基準に肩幅で立ち真ん中に重心がくる構え方がちょうどいいかもしれません。

2つ目のポイントは足の裏で地面を掴むこと。体重を拇指球にかけるように立つと素早くスイング動作に入りやすくなります。逆に踵重心で立った場合、腰が引けてしまい力の無いスイングになる場合もあるので注意が必要です。

3つ目のポイントは背骨を意識すること。S字ラインを崩さずに背中を真っ直ぐにしましょう。その際にあごを引くことはバッティングの基本になります。目線がぶれないよう、投手側の肩にあごを乗せて、それ以上上がらないようにしましょう。

重心の位置はつま先寄り過ぎても、踵寄り過ぎてもいけません。フラットなポジションでボールを待つように姿勢を保つことがポイントです。野球ではこれを軸と呼びます。

スクエア、オープン、クローズドの3つのタイプを覚えて、自分のフォームに合ったスタンスを探す。

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