篠塚和典の打撃バイブル

バッティングセンターで練習

バッティングの練習方法編

バッティングセンターでレベルアップ

バッティングセンターでの練習は少年野球の選手には有効なのかを解説しています。打つときに意識すべきポイントと有効な活用方法なども併せて紹介。

よく少年野球でバッティングセンターでの練習は効果があるのか?という論争が行われるが、結論からいうと効果はあります。打撃マシンは手投げと違ってある程度同じコース、スピードでボールがくるため特打に向いているからです。球の回転数や角度などが、人が投げた球質とは異なるので実戦向きとは言えませんが、繰り返し集中して打ち込みバッティングフォームを固めるという目的であればこれ以上ない練習方法でしょう。

もちろん何も考えずにただスイングするだけでは効果は低いですから、以下のポイントを参考に考えながら打ってみてください。

  • ライナー性の当たりを狙う
  • 最も遅いスピードを打つ
  • 100-110キロの速球で目を慣らす

ほとんどのバッティングセンターにはホームラン賞があると思います。しかし、これを狙ってしまうと無理に打球を上げようとしてしまいバッティングフォームが崩れる危険性があるため、できるだけライナー性の打球を打つようにしましょう。もちろんライナー性の打球でホームラン賞になれば理想的ですが、ふらふらっと上がった打球でホームランボードに当たっても、意外と飛んではいないケースもありますし、そういった飛球は実際の試合ではアウトになってしまいますからここは気を付けたいポイントです。

それからかなりおススメなのはそのバッティングセンターでもっとも遅いボールを繰り返し打つこと。遅いボールは軸足に体重を乗せてテークバックでタメをつくり十分にボールを引きつけて自分のミートポイントで打たなければいけません。これはバッティングの核の部分にもなってきますから、実は速いボールを打つよりも遅い球で練習したほうが効果が高い場合もあります。

では、速球を打つことは無意味なのかというともちろんスピードボールで練習することも大切です。ただ、ジャストミートをするというよりは目をその球速帯に慣らすという目的で行った方がフォームが崩れなくてかつ、試合で役に立つスキルが身につきます。この遅い~速いまでを何度も練習しているとバッティングアイはどんどん鍛えられてミート力も高まっていきます。

毎週通うとなると費用がそれなりにかかってしまうのがネックですが、きちんとしたバッティングフォームを修得するためには打撃マシンを相手に特打ちするのが最も効果が高いかもしれません。費用と時間に余裕がある場合はぜひバッティングセンターを利用してみてください。

基本のスイングができてテクニックを覚えたら、いよいよ実戦形式でのバッティングを行う。試合でヒットを打つために意識して取り組もう。

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