フリーバッティングでレベルアップを図るための7つのポイント

野球の練習でもっとも人気があるのは、やはりフリーバッティングではないでしょうか?良い当たりを連発したときの爽快感はどのレベルで野球をやっていても共通して味わえる感覚だと思います。もちろんレギュラー争いの真っただ中という状況では楽しみよりもアピールしなければいけないというプレッシャーのほうが勝りますが…。今回はそんなフリーバッティングで注意しておきたいポイントをまとめてみます。バッティングが好きな選手も苦手だという人も気づいたら思い出して行ってみてください。

7つのポイントとして下記にまとめてみます。

  • 手を柔らかく
  • 肩の上下動で上半身をリラックス
  • 肩甲骨周りをほぐす
  • 軸足を作り膝を逃がさない
  • 投手とのタイミングはリリースポイント+踵
  • ミートポイントを2つ用意する
  • 常に向上心を持つこと

手を柔らかくしてグリップをしっかり握る

まず1つはバットを持った時にグリップをしっかり握れているかどうかです。打つ時、打つ前、待機しているとき、常に意識するといいでしょう。手は軽く揺すり力を抜いてからグリップを握りましょう。構えると無駄な力がどうしても入りやすくなりますので、柔らかくにぎにぎしたりヘッドを少し揺らすようにしていつでもスイングできる状態でボールを待つことが大事です。

肩の上下動で上半身をリラックス

松井選手がよくやっていましたが肩を上下動させて力を抜くというのもバッティングでは効果が高いです。フリーバッティングでそんなに緊張するシーンはありませんが、プレッシャーが少ない時だからこそ徹底するというのは良いことですよ。普段から癖をつけておけば本番でも自然と無理なく行えますからね。まずは一呼吸おいて肩をゆっくり上下に呼吸を吐きながら動かしてみましょう。

肩甲骨周りをほぐしてスイングをスムーズにしよう

上下動は松井選手が参考になりますが、肩甲骨の解し方はイチロー選手の右に出る選手はいません。上下はもちろん前後、斜め、左右、回転…。打席に向かう際はありとあらゆる方向へ肩甲骨を柔らかく動かしているのが誰でもわかるようにスイングを行ってくれています。フリーバッティングでスイングに引っ掛かりが起こるとかヘッドが上手く出ないという場合は、合間に肩甲骨を動かしてほぐすようにするといいでしょう。これはリラックスの面でも効果が高いのでぜひ。

軸足を作り膝を逃がさない

4つ目は軸足です。良い当たりを飛ばそうと思うとどうしても軸足がフワフワして腕だけでスイングしがちです。フリーバッティングでは一般的に投手が投げたボールにアジャストすることが求められますのでしっかり地に足着けてスイングできるようにしましょう。

順番待ちや守備についているとき、打席に入る前などでしっかり確認しておくといいでしょう。

投手とのタイミングはリリースポイント+踵

投手が人か打撃マシンかにもよりますが、タイミングを取る練習も意識して行っておくと効率がいいです。4つ目の軸足がしっかりできていれば自然とスイングの始動は最適化されますが、主観的にいえば体重移動はリリースポイントに合わせるのがいいかと思います。軸足はべた足で踵にもしっかりと体重がかかっているのがベスト。

そこから踵で地面を踏み込むようにして体重移動が開始されます。このタイミングがリリースポイントと重なると良い感じでタイミングの微調整が行いやすいはずです。はじめの内は上手くいきませんが何度も繰り返している内になんとなくわかってきますのでリリースポイントと軸足の踵はセットで考えておいてください。

ミートポイントを2つ用意する

ミートポイントもフリーバッティングで意識しているとかなり上達します。お勧めは2つのポイントを置いておき打ち分ける方法。軸足とステップ足の位置にポイントを置くのがベストですね。それを打ち分けることで自分の中のストライクゾーンに奥行が生まれますので、粘り強いバッティングが身に付きやすくなるかと思います。

常に向上心を持つこと

最後は心のポイント。どの練習でもいえますが特にフリーバッティングでは良い当たりを連発したり、課題をクリアしたときの達成感からか次の目標を立てるまでに時間がかかるケースがあります。喜ぶのはOK。めちゃくちゃ喜んだあと、『まだまだもっと上へいける』という気持ちがあるとフリーバッティングがさらに楽しくなるでしょう。この気持は忘れないで常に向上心を持ってバットを振り込んでください。

詳細はこちら

サブコンテンツ

CLOSE
CLOSE