学童野球の親子は必見!守備が苦手な小学生を指導するコツとは?

メールNo.154 配信日2017/06/13

今回はメール相談で寄せられた質問を紹介します。
ここ最近多かったのが守備系の内容で、
学生からと学童野球のパパママコーチからとで半々。
中学生と高校生の選手は肩が弱くてスローイングの練習方法などを質問してくれたのですが
学童野球のパパママコーチからは主にゴロの捕球でしたね。

肩力を強化するスローイングと迷ったのですが、
捕球についていくつか書いていこうかなと思います。

ノックをいきなり受けても上手くはならない?

ボールを怖がる気持ちを克服させないと
ノックをまともに受けられないという悩みが何個かきていたのですが
これは順番通り指導していないからではないかと思います。

私は基本的に技術指導は専門外なので行いませんが
一般的な守備スキル向上の流れとしては…

  1. 捕球の正しい型を身につける
  2. 打球の速度に目を慣らす
  3. 動きながらのキャッチングやスローイングを行う(試合を想定しての応用)

こんな感じですよね。

で、当然ですが最初の正しい型を徹底して身につけるのが難しい。
ここをしっかり教わり反復練習をしないと、
丸腰で自分に向ってくる打球を対処しないといけなくなり
いきなりノックをしてもただただ怖いだけで上達しない。

≪1≫捕球の正しい型を身につける

なんでもかんでも正面で捕球させるのは危険?!

これは余談ですが
昔からよく指導されている「守備の基本技術」の1つ「正面で捕球しろ」は
基本の型をマスターする目的で行うのなら必須ですが、
実際の打球を捕球する場合は
なんでもかんでも正面で~は、あまり合理的ではありません。

守備パフォーマンスの面ではもちろんですが、
キャリアの浅い小学生の場合ケガのリスクが高すぎます。

私が子供の頃はAEDがまだ広まっていたわけではないので
軟式球ってこともあり「当たっても痛くない我慢しろ」「カラダで止めろ」なんて
今では考えられない指導をしていましたが・・・
やはり胸に直撃したケースを考えると
小学生の場合は、難しいバウンドや許容範囲を超えるスピードなら
やみくもに前に出ろとか正面に入ってカラダで止めろみたいな根性論は避けるべきでしょう。

とくに守備の場合は
「指定されたベース上へランナーより先にボールを届ける」というのがルールなわけです。
わざわざ捕りにくい・投げにくい体勢に入ると
無駄に時間がかかってしまい全く意味がないですからね。

捕球の正しい型を身につけるためには必須

もちろん正面の捕球が間違っているというわけではありません。
基本や基礎を教える段階であれば、身体操作の面からしても「正面の捕球練習は合理的」です。
ただ、それならば数メートル離れた位置からゴロを転がしてあげて
「正面で捕球する正しい型」を作り上げる反復練習をすればいいだけですから
ノック中に『いつまでもボールを怖がるな!カラダで止めろ』みたいなスパルタ指導はNGですね。

学童野球の場合は
「チームに硬式経験者の監督コーチがいる」「両親が硬式経験者」の確率がそう高くありませんから、
どうしても『何でそれができないんだ!』の指導になりがちです。

そういう場合は
YouTubeなんかでプロ選手がノックを受けている動画を探してみて
捕球の型を徹底して研究して真似したりなんかもいいでしょうし、
観察力には自信がないという人なら
元プロ監修の守備スキルDVDを参考にするのが手っ取り早いでしょう。
※守備DVDの有名どころだとこの辺です
お勧め守備スキルアップDVDその1
お勧め守備スキルアップDVDその2

股関節周りでハムストリングスが使えるかどうか

基本的な捕球の型(技術指導面)は前述した通り、
硬式経験者の人に丁寧に教えてもらうか
スキルアップDVDを参考にするかがベストです。

では、動作の核の部分はどうか?

  • 体軸の前傾角度
  • 膝の位置
  • 股関節周りでハムストが使えるポジション

ここらへんのポイントを抑えて構えることができるかで大きく異なります。

たとえば、スキル面での左足前・右足前のどちらの構えでもいいのですが
目線を低くしようとして「膝がつま先を超える位置まで折り曲げる選手」が結構います。

膝を曲げすぎると腰の位置が極端に低くなり、
アクセル筋であるハムストが使えず「一歩目の判断が鈍る」リスクが高くなる。
ランナーより先に~のルール上、これだけは避けたいわけです。

この曲げすぎない膝の角度は、
およそ膝が110-130度になるくらいが目安でしょうかね。
(※90度以下まで曲げて踏ん張るくらいなら棒立ちのほうがいいレベル)

ゴロを捕球する場合
腰の位置を高く保ちながら目線を低くするというのが理想的なので
守備の構えを横からみて「膝が曲がりすぎてないか」「腰の位置を高く保てているか」をチェックしてみてください。

これらの最適なポジショニングを実現するには
股関節周りで体軸の前傾角度を操作しないといけませんから、そこそこ柔軟性も必要です。
カラダが固い選手は普段から意識してセンストレをすると良いですよ!

今回はここまで
≪2≫≪3≫の続きは次回以降配信します。

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