投手の生きたボールを打つには「軸足股関節の調整」が必須です!

メールNo.150 配信日2017/04/03

センバツも終わりプロ野球がシーズン開幕しましたね。
皆さんの所属チームもかなり実戦形式での練習が増えてきたのではないでしょうか?

冬場トレーニングして鍛えたポイントが
必ずしも試合でフィットするとは限らないので
ここから夏に向かって感覚とのズレを修正していく選手が多いかもしれませんね。
頭で考えすぎると泥沼化するので
迷ったらシンプルに「ただただボールを打つ」こと。原点回帰をしてからもう一度修正するといいですよ。

久しぶりの公式メルマガ配信ですが
今回は不定期配信のシリーズ「機は熟した!俺流センス指導の大原則」をお届け。
下半身の安定感は実戦が増えるこの時期にはぴったりだと思うので
レギュラー争い中の親子にはぜひ試してもらいたいです。

自分が打てるボールを待つことが打撃の基本

学童野球のバッティング相談で上位にランクインするのが「軸足の安定性」です。

  • インパクト時にカラダが伸びきってしまい、前へ突っ込んでしまう
  • 肩の開きが早くて、外のボールは力のない手打ちになっている
  • どっしりと構えてボールを待てず、タイミングを取るのが苦手

まとめるとこんな感じ。
これらは軸足(捕手側の脚)の股関節に体重を乗せ切ることが
最大のポイントになるのですが、乗せ方を教えても腰・股関節周りが凝り固まった状態だと難しい。
普段からゆる体操の立ちゆるで股関節周りをクネクネしたり
股関節系のセンストレで刺激しておくことが大前提です。

ちなみに軸足に乗せ切るってのは
WBCで侍ジャパンの各打者がかなり意識してやってましたね。
打てるボールを見極めるためには
大変有効な打法なので学童野球では武器になるはずですよ。

篠塚氏のDVDでも出っ尻という型を紹介していましたし、
速いボールを待ちながら遅いボール・厳しいコースに反応するには
この部分はバッティングスキルアップには避けて通れない要素なんでしょうね。
プロが実践し、解説しているので間違いないでしょう。
私が行ったDVDレビューページはこちら

打席では自分が「このミートポイントなら勝負できるゾーン」まで
しっかり呼び込めるかがカギを握りますからね。

これで軸足に体重が乗る⁈おすすめのルーティン

普段からゆる体操で腰・股関節周りをゆるめて
センストレで骨盤前傾のスムーズさに慣れておけば
それだけでも十分に効果はあるので、何も難しいことはないのですが…
補足というか、打席に入ったら行うルーティンの一例を書いていきます。

【スタンス】
足幅などは個人差があるので何足分という決まりはない。打撃フォームに依存。

【つま先】
基本フラットです。
股関節周りが固い選手は、
軸足の親指を捕手側へ1本分開くといいでしょう。
※開きすぎはNG

【膝】
外側へ逃げないように
内転筋(腿の内側)優位に捕手側へ体重を乗せないことがポイント。

これらが基本です。

スタンスが決まったら
次に、上体をまっすぐ起こし「顔と胸、グリップを向ける」ように球審をみてください。
審判を見れたらそのまま骨盤を前傾します。そして投手を肩越しにみる。
骨盤の前傾角度は打撃フォームに依存。
クラウチングスタイルのように深くする必要はありませんが
軽く倒した方が軸足にクッと乗る感覚が出ます。

これで軸足に体重を乗せ切れますので、
自分の打てるポイントまでボールを呼び込んで一気にバットを振り抜くだけ

打撃フォームは十人十色!アレンジ必須

一連のルーティンはあくまで乗せ切るためのベースですので
アレンジして自分のものにすることが大切です。

そのまま使ってしっくりくればそれでいいですけど
軸足に乗せてボールを待ち、
カラダの近いところでボールを捌く打撃スタイルになりますので
小柄な選手は体重移動の恩恵が受けられず「強い打球が飛ばない」かと思います。

そういった選手はアレンジしてください。
乗せ切った型から、
投手のモーションのどのタイミングで体重移動を始動するか?
この微調整が難しいので練習あるのみです。

変速投手や本格派など様々ですから、
普遍的な「リリースポイント」のタイミングで体重移動を開始して
体重移動自体に強弱を持てるように練習していくというのが王道かなと。
ここら辺は【フェーズ2】の踵の使い方に繋がっていくのですが別の機会です。

そもそも予め軸足に乗せ切ったフォームではなく
中心に体重を置きながら構えて、投手が投げてきたら軸足に乗せに行くフォームの場合は
動きの中で乗せ切る動作を通過しないといけません。
その際には膝が外へ逃げてはダメですし、乗せが甘いと簡単に崩されます。

はじめのうちは
余計なものを取っ払ったシンプルに乗せ切った型で練習をして
股関節に乗る感覚やコツを掴んだら、自分のフォームに落とし込む
こんな感じの流れがお勧めになるかと思います。
動作をつくるために割り切った練習というのが必要でしょうね。

骨盤のゆがみは野球の動作に影響を及ぼす

最後に、もう1つ。
軸足股関節に体重を乗せ切る動作を行うことで最も大切なこと・・・バランスです。

ハムストリングス上部や臀部など
股関節周辺をしっかり鍛えるという筋力的なバランスもとうぜん大切です。

それとは別に
骨盤を前傾したときに重心が乗ってる感覚を得るためには
あるべきポジションにしっかりと収まらないといけません。
骨盤が滑っていたり正しい姿勢をキープできないようなバランスでは
いくら打撃フォームを修正してもいたちごっこになってしまいます。

私はアーユルチェアをお勧めしていますが
こういった椅子を使って骨盤を矯正することも効果抜群ですよ。
投げても打っても「仙骨を立てる」姿勢力があればプレーは安定しますし
よりダイナミックでパワフルな腰のキレも生まれてきますからね。



びっくりするほどお高いので初期投資で躊躇しますが
毎日机で勉強したりゲームをしたりと
座りながら勝手に鍛えることができる優れモノと考えれば
十分おつりがくる効果は得られます。

ガチガチに力を入れてビシッと立った偽物のまっすぐな姿勢ではなく
「本当に良い姿勢」というのは、何も野球だけに限った話ではなく
生きていくうえであらゆることにプラスになりますから。
個人的にはアーユルチェアは超おすすめです。
無料モニターもあるので気になる方はぜひ試してみてください。

詳細はこちら

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