WBCの独特のプレッシャーは一流のプロですらエラーをするわけで・・・

メールNo.149 配信日2017/03/22

侍ジャパンが惜しくも準決勝で敗れテンションガタ落ちですよ。
前回のメルマガでも予想はある程度してましたし
日本が参加国中で大・小ミスがもっとも少ないチームだと思ってはいたのですが
実際にタイムリーエラーでの敗戦となるとめっさ悔しいです。

両チームとも出てくる投手が質の高い投球だったので、序盤からかなりタフな試合でしたね。
1球のコントロールミスが命取りになる…野球通にはたまらん展開。
何せ、あの菊池選手がエラーしたくらいですからね・・・
試合全体が相当プレッシャーかかる雰囲気だというのは感じました。

そんな中での松田選手。
今キャンプでも鳥越コーチのノックを軽快に捌いてましたし、
ノンプレッシャー時の動きをみるとさすがプロって感じです。
参考動画

プロですからこれまで何万球って技術練習してきているはずでしょう
なのにプレッシャーがかかる場面では簡単にミスをしてしまう。
人間ですからそこが面白いところでもありますけどね。

一瞬でもカラダが委縮してしまうと
三塁ランナーがスタートを切っていたときの適切な判断も鈍りますし、
グランドコンディションも最悪な状況下でしたから一気に難易度が上がります。
一流のプロですらこういうことが起こり得るのですから
学童野球でちょっとエラーしたくらいでは怒れなくなりますな(笑)
その分バットで返せ!!って

最終回で代打を送らずにそのまま打席に入ったのは
小久保監督なりにプロ選手に対してのリスペクトだったのでしょうが
アメリカの投手陣は良すぎました。ムービング系のボールはホントに打てませんよね。
2シーム自体は日本でも投げる投手が多くなりましたが
使用球によって変化の仕方が異なるので、本場の2シームはなかなか捉えにくい。

プロ選手がしっかり引き付けて逆方向へ打つ意識でスイングしても
簡単に芯を外され内野ゴロ量産ですから。さらにスライダー・カット系のボールもエグいのなんの

篠塚氏のDVDでも
逆方向へ強い打球を飛ばす方法が解説されていますが
たしかに引っ叩くくらい強く振りつつ
逆方向へ飛ばしていくってくらいのスイングじゃないと差し込まれてしまいます。
そもそも、あれだけボールを動かされると
打者が普段感じている自分のストライクゾーンだってブレますからね。
さらに言えば、各国のキャッチャーのリードも
『この場面でそれを要求するのか』って試合が何度もあって・・・。

とはいえ、その逆もまたしかりで
日本人投手がMLBで評価されるのもうなずけます。
打てないのはお互い様でしたから。

球審のストライクゾーンがNPBとは異なるので、
バッテリーからするとそれだけでも難しいでしょうが
しびれるボールを何球も投げ込んでました。
日本ラウンドでは投手陣が本来の能力を発揮できていませんでしたから
これくらいが当たり前なのかもしれませんけどね。

大会開催前は全然期待されていませんでしたけど
勝ち進んでいくうちに盛り上がっていった感じだったので
これでまた少しは野球少年が増えるのを期待したいところです!

サッカー日本代表も今週でしたっけ?あまりパッとしない試合が続いているようですし。
うーむ、いまなら多くの子供たちが野球のほうが面白いっていいそうですが・・・

いやしかし残念です。
世界一奪還を夢見てしまったくらい良いチームだっただけに
ぜひとも優勝してほしかったですが、負けは負けですからしょうがない。
その分シーズン中にナイスプレーをたくさん見せてもらいましょう!
お疲れ様でした。

国内ではオープン戦もありますが、
センバツをしっかりチェックしないとですね

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